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カンジダの合併症に気を付けよう

2019年12月20日

カンジダ菌は他の病気を誘発することもあり、治療が遅れると体のさまざまな部分に症状が広がっていったり悪化させたりするため早期発見と早期治療が肝心です。カンジダ菌が原因でかかってしまう病気は女性では膣炎と外陰炎の合併症が多く、男性で起こりやすい亀頭炎は包皮炎と合併して亀頭包皮炎を発症させてしまいます。

女性の性器カンジダ症は強いかゆみがあることが最大の特徴です。外陰炎のかゆみは我慢することが難しく、寝ている間に無意識にかいてしまうこともあります。外陰部はとてもデリケートな部分ですから、カンジダに感染すると一層皮膚の表面がもろくなり傷が付きやすくなってしまいます。かいてしまうことで皮膚の表面に細かな傷がつき更に細菌に感染して外陰部が腫れてしまうことや、皮膚の奥まで菌が入り込んでしまう可能性が出てきますので早期治療が望ましいです。治療が遅れると炎症が悪化し、傷口から血が滲んだり、排尿痛が現われたりすることもあります。外陰炎はかゆみと同時に皮膚が赤く腫れた感じがしたり、排尿痛や性交痛を感じたりすることが多いため早期発見が可能な病気です。症状が進み皮膚がただれて乾燥すると皮膚のバリア機能もうまく働かなくなり重症化するので、違和感を感じたらなるべく早く医療機関にかかりましょう。

膣炎は外陰炎と同時に発症するケースが多いと言われています。カンジダ症により腟炎を合併している場合には、おりものの量が増えたり、色が白や淡い黄色になったりと変化があります。下着にカッテージチーズのようなぽろぽろとした白いカスがついたり、おりもののにおいが酸っぱく感じたりする際には膣炎を起こしていると考えて良いでしょう。自分で確認することは難しいですが、膣内も腫れていることが多いようです。おりものの異常に気が付いたらまず膣炎を疑い、正しい対策を取りましょう。

また、女性はカンジダによる感染性の外陰炎だけではなく非感染性の外陰炎にも注意が必要です。接触性外陰炎はナプキンやそれに付着した月経血、石鹸などが皮膚への刺激となることで発症します。通気性の悪い下着によるかぶれやおりものシートなどの摩擦で性器に細かな傷がつくことがきっかけとなって発症する場合があり、カンジダ症との併発にも気を付けてください。

男性の場合にはカンジダ菌により亀頭包皮炎を起こす方が多いようです。症状としては亀頭と包皮の内側のかゆみと灼熱感で尿がしみることもあります。重症になると亀頭部分がただれて潰瘍をつくることもあるので、亀頭炎や包皮炎の炎症が起きたらひどくなる前に対処しましょう。包茎の人の方が炎症を起こしやすく、軽症であっても繰返すと亀頭と包皮の癒着が起きることがあるためしっかりと治療をしてください。場合によっては包茎の手術を勧められることもあります。性行為をきっかけに感染し合併症を発症することもあるので、コンドームの使用や普段から性器を清潔に保つことが大切です。