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口腔カンジダの症状とは?どうやって予防する?

2020年04月06日

カンジダ症は年齢や性別を問わず、誰しもが発症する可能性のある病気です。その中でも性器カンジダ症は女性に多いのに対し口腔カンジダ症は乳児や高齢者に多いと言われていますが、マウスケアを怠っていると健康な大人でも発症する可能性があります。暖かく湿気が多い口内はカンジダ菌が繁殖するのには最適な条件が整っており、何らかの原因で異常繁殖してしまうことで口腔カンジダが発症します。

その典型的な症状は、舌や頬の内側粘膜に乳白色のクリーム状の斑点が付着することです。斑点は拭っても取りづらく、無理に剥がすと痛みを感じたり出血したりすることもあります。軽度の場合多くは痛みもなく無症状ですが、悪化するとヒリヒリと痛みを感じたり粘膜に潰瘍ができて発赤したり味覚の異常や口角炎などを引き起こしたりします。刺激痛によって、食事が思うように摂れないといったケースもありますので重症化する前に口内を正常にする必要があります。

ステロイド剤を内服している方や糖尿病で高血糖の方、全身衰弱などの免疫力が低下している方が口腔カンジダになりやすいと言われています。他のカンジダ症と同じく基礎疾患による長期間抗生物質の服用があったり、ガン治療を行っていたりと抵抗力が低下することが原因で、口内のカンジダ菌が増殖し症状が現れます。加えて自立度の低い寝たきりの高齢者などの条件が加わると、より発症のリスクが高まり、再発を繰り返すことが多いと言われています。口腔内や義歯のケアが不十分で不衛生になっていたり、加齢により唾液の分泌量が低下したりすることが原因となる場合もあります。

口腔カンジダ症は毎日のマウスケアで予防することができます。カンジダ菌は歯と歯肉の間のスペースに潜んでいることが多いので、歯磨きの際は歯肉や歯と歯の隙間まで丁寧にブラッシングを心掛けることでカンジダ菌を減らすことが可能です。歯間ブラシを併用し、舌磨きをしたあと十分にすすぎを行うとカンジダ菌の増殖を防ぐことができます。舌磨きは専用のブラシで軽く撫でるように優しく舌苔を除去するようにします。過剰に行い舌が傷ついてしまうと発赤を起こしたり、ヒリヒリと痛んだり、味蕾と呼ばれる味を感じる細胞を損傷してしまったりすることも考えられますので注意して行ってください。また入れ歯を入れっぱなしにしておくと、入れ歯に覆われている口蓋部分をきれいにすることができません。口腔カンジダの予防方法として夜間は入れ歯を外し、義歯もしっかり磨いてお手入れをして除菌しておくことが大切です。

口腔カンジダになったら、軽度の場合はうがいや丁寧な歯磨きなどの口腔ケアで治癒するケースもありますが、症状が進んでいる場合には抗真菌薬のうがい薬や軟膏、内服薬で治療します。乳幼児の場合は、乳白色の患部に液剤を綿棒などで塗り治療します。高齢者が口腔カンジダになると、増殖したカンジダ真菌を多く含んだ唾を誤嚥することで誤嚥性肺炎を起こしてしまうこともあります。日々のマウスケアが誤嚥性肺炎の予防方法ともなります。