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男性もカンジダ症にかかる?女性の症状との違いは?

2019年09月30日
病原体

男性器は体外に露出しているため、女性器に比べカンジダ菌の好む高温多湿の状態ではありません。このような性器の構造上、男性の性器カンジダは女性に比べて圧倒的に少ないですが、カンジダ症は年齢や性別を問わずに発症することがありますので、男性でもカンジダ症にかかる可能性があります。その原因として包茎や糖尿病、ステロイド剤の使用などが背景にあることが多いと考えられています。他にも、オムツを着用している乳幼児や高齢者では便とともにカンジダ菌が排出され自己感染してしまうこともあります。女性の典型的な性器カンジダの症状はおもに外陰部のかゆみと白いカッテージチーズ状のおりものですが、男性がカンジダ症になると次のような症状があらわれます。

カンジダ菌が増殖しにくい男性器ではカンジダ菌に感染しても無症状であったり、軽度の場合は自然に治癒する場合もあります。感染した際の症状は主に亀頭部や包皮に白色苔がついたり、赤い発疹、かさつきによる違和感やかゆみなどが現れます。これらの症状は亀頭包皮炎と呼ばれるものです。また稀ではありますが、尿道炎を起こし包皮から分泌物が見られ排尿痛を訴える男性もいます。冠状溝の周辺が赤くなる、亀頭に小さな水泡ができるほかただれや浸軟といって皮膚がふやけた状態になるといった症状もあります。白癬菌によって引き起こされるいんきんたむしのように、股の周辺や肛門周囲の皮膚がカンジダ症に感染すると強いかゆみを伴って赤くなることがあります。

女性が膣カンジダ症になった場合、膣内を洗浄し膣に直接投薬する錠剤を使用しカンジダ菌の増殖を抑え、膣内の状態を正常にします。また膣炎のみではなく外陰炎を併発していることも多いため、抗真菌クリームや抗真菌剤を塗り治癒させます。カンジダ症を何度も繰り返す場合には腸内に菌がいることが考えられるため、内服薬が処方されることもあります。

男性がカンジダ症にかかったときには女性と同じく抗真菌剤の軟膏やクリームを患部に塗ることで炎症を抑えます。白色苔が診断の基準となりますが、見えにくい箇所は自分で判断が難しく、かぶれや汗疹と勘違いしてステロイド軟膏を塗ると症状が悪化しますので、専門医の診断を受けて正しく治療しましょう。男性の場合は亀頭冠状溝からカンジダ菌が検出されるケースが多く、包茎の方は特に尿や垢が溜まりやすく雑菌が繁殖しやすくなりますので、清潔にしておくことで感染のリスクを下げることができます。女性と同様に体調の管理や通気性の良い下着を身に着けるなど、日々の意識で感染しにくい環境を作ることができます。

カンジダ症は性行為を行ってしまうと必ず感染するという病気ではありません。しかし、女性がカンジダ症に感染している時に性行為を行うと男性にも感染してしまうリスクがとても高くなりますので要注意です。治療しないままで性行為を行いパートナー間で感染しあってしまうケースもありますので、お互いを守るためにもコンドームを使い予防することが大切です。